2018/03/20分のコミットです。
CHANGELOGにのったコミットは以下の通りです。
activestorage/CHANGELOG.md
activejob/CHANGELOG.md
Allow full use of the AWS S3 SDK authentication options (#32270)
storage.ymlにAWSのkey pairが指定されていない場合、自動で環境変数、Shared Credentials、Credentials Using IAMからcredentialsを読み込めるよう修正しています。credentialsの読み込み処理、及び、順番はAWS SDKに完全に依存しています。
参考：Configuring the AWS SDK for Ruby - AWS SDK for Ruby
Remove backported CHANGELOG entry [ci skip]
activestorage/CHANGELOG.mdの修正です。
CHANGELOGから5.2にバックポート済みの対応のエントリーを削除しています。
Add documentation about not accepting PRs for new adapters (#32298)
activejob/README.md、
activejob/lib/active_job/queue_adapters.rbのdocの修正です。
Active JobのREADMEに、新しいadapterの追加は受け付けない旨説明を追加しています。
以前から、Active Job内部で各ジョブシステムのadapterを抱えるのは良くない、ジョブシステム側で対応する、または、別途gemにするのが良いのでは、という話がありました。で、今後も基本的にその方針になった為、READMEにその説明を追加しています。
Active Jobの修正です。
Active Jobがquのサポートを削除しています。
Rails 5.1からまったく動かない状態になっている、かつ、qu自体も2014年からメンテがされていない状態でした。また、quのメンテナに確認したところ、当面メンテを再開する予定もないとの事だった為、deprecateなしにばっさりサポートが削除されました。
Fix digesting templates with mixed formats
actionview/lib/action_view/digestor.rbの修正です。
formatが複数ある場合(e.g. requestに"js"と"html"両方ある場合)に、templatesのdigest生成処理が正しく行えないバグがあったのを修正しています。
Interpolate '' instead of nil when multiple is false.
tag_nameメソッドで不要なStringのオブジェクトを生成しないようリファクタリングしています。
when @object_name.empty? - "#{sanitized_method_name}#{"[]" if multiple}" + "#{sanitized_method_name}#{multiple ? "[]" : ""}" when index - "#{@object_name}[#{index}][#{sanitized_method_name}]#{"[]" if multiple}" + "#{@object_name}[#{index}][#{sanitized_method_name}]#{multiple ? "[]" : ""}" else - "#{@object_name}[#{sanitized_method_name}]#{"[]" if multiple}" + "#{@object_name}[#{sanitized_method_name}]#{multiple ? "[]" : ""}" end
#{"[]" if multiple}の場合、multipleがfalse / nilの場合に不要な''の生成が行われてしまう為、それを避ける為上記のように修正したとの事です。
