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rails commit log流し読み(2024/07/16)

2024/07/16分のコミットです。

CHANGELOGにのったコミットは以下の通りです。

railties/CHANGELOG.md

activesupport/CHANGELOG.md


Merge pull request #52303 from Shopify/routing_source_locations_in_command

Action Pack、railtiesの修正です。

routing source locationsが、envがdevelopmentの場合必ず有効化されていたのを、rails routes実行時にのみ有効化するよう修正しています。routes source locationsを有効化するとroutingの設定処理に多少オーバーヘッドが発生する、かつ、この機能が必要なのがrails routesのみのため。


No longer used

railties/lib/rails/generators/rails/app/templates/config/environments/production.rb.ttの修正です。

使用していないrequireを削除しています。


Not worth the active support require line

railties/lib/rails/generators/rails/app/templates/config/environments/test.rb.ttの修正です。

config.public_file_server.headersmax-ageを指定するのにActive Supportのメソッドを使用していた(1.hour.to_i)のを、単にintegerで値を指定してActive Supportに依存しないよう修正しています。


Add script folder and generator (#52335)

railtiesの修正です。

rails newで新規にアプリケーションを作成した際にrootディレクトリにscriptフォルダを生成するよう対応、及び、scriptを生成する為のgeneratorを追加しています。scriptはdata migrationやデータのクリーンアップなど、一度だけ実行したい、または汎用的に使用する、Rubyスクリプトを格納する為に使用する事を想定している、との事です。


Support rfc2822 format for Time#to_fs & Date#to_fs (#52337)

Active Supportの修正です。

Time#to_fs及びDate#to_fsrfc2822フォーマット(%d %b %Y)をデフォルトでサポートするよう修正しています。


Add not-null modifier to migrations (#52327)

railties/lib/rails/generators/generated_attribute.rbの修正です。

columnのnot-null type modifierをgeneratorで指定出来るよう修正しています。not-nullにしたい場合、型の末尾に!をつければ良いようになっています。

bin/rails generate migration CreateUsers email_address:string!:uniq password_digest:string!

Drop default permissions policy initializer (#52341)

railtiesの修正です。

rails newで新規にアプリケーションを作成する際に、permissions policy用のinitializerを生成しないよう修正しています。あまり使う事が無く、デフォルトで生成する必要は無い為、との事です。


Merge pull request #52239 from skipkayhil/hm-fix-markup-in-template

Action Cableの修正です。

Action Cableのdocのフォーマットをmarkdownに変更する際に、誤ってThorのテンプレートファイルの拡張子を変更してしまった + RDocのmarkupの指定が入ってしまっていたのを修正しています。


Remove channels from default app/ structure (#52344)

rails newで新規にアプリケーションを作成する際に、Action Cableのchannelsを生成しないよう修正しています。Hotwireがデフォルトのstackに含まれたことにより、custom channelsが必要なケースは大分減ったはず、かつ、もし必要な場合もgeneratorで生成出来る為、との事です。