なるようになるブログ

読書感想文かrailsについてかrubyについてか

10/28

ユニコード戦記」を読んだ

実際にユニコードコンソーシアムで活動された小林龍生さん自筆の書籍。

当然メインは文字コードに関する話なのだが、内容はそれだけはなく、国際標準化活動がどういうものか、果ては英語の勉強方法についてまで多岐に渡り、読みものとして非常に面白かった。

とはいえ、やはり文字コードに関する用語が多いので、非IT技術者の人が読むにはちょっときつい気がする。また、登場する人物が非常に多いので、"この人どなただっけ"と思う事がしばしばあり。出来れば人名解説も欲しかった。

ある程度文字コードに関する用語がわかる人であれば、非常にお勧め。改めて文字コード(というか文字)の扱いの難しさを実感出来た。
付録に用語解説があるのもよかった。

 

ふたりの距離の概算」を読んだ

古典部シリーズ第5弾。奉太郎達が二年生になってからのお話。
入部しそうだった後輩が、何故か入部を辞退してしまう。その謎を奉太郎がマラソンしながら、解くというもの。
正直"ミステリーもの"、と銘打つには辛い気がする。大した謎は無いし。
ただ、"青春、時々ミステリー"位の感じで読むと中々良い。このシリーズのメインは青春モノだと思う。