2017/02/28分のコミットです。
CHANGELOGにのったコミットは以下の通りです。
Oracle database also does not allow aliases in the having clause
activerecord/test/cases/calculations_test.rb
の修正です。
having
句で指定したaliasをselect
に含む場合のテストを、OracleAdapterではskipするよう修正しています。
PostgresSQL同様、Oracleではhaving
句でalias
を指定する事は出来ない為。
Remove encode_special_chars
option from strip_tags
actionview/lib/action_view/helpers/sanitize_helper.rb
の修正です。
strip_tags
メソッドでsanitizerのsanitize
メソッドを呼び出す際に、encode_special_chars
オプションを指定していたのを、オプション指定を削除しています。
rails-html-sanitizer v1.0.3からsanitize
メソッドのencode_special_chars
オプションを無視するようになっており、オプションを指定する意味が無い為。
Use released webpacker in new applications
railties/lib/rails/generators/app_base.rb
の修正です。
新規Railsアプリで使用するGemfile
で、webpacker
がGitHubのリポジトリを指定していたのを、rubygemsにリリース済みのgemを使用するよう修正しています。 webpacker
1.0がリリース済みな為。
Use tables
instead of data_sources - views
activerecord/lib/active_record/schema_dumper.rb
の修正です。
SchemaDumper#tables
メソッドでtableを取得するのにdata_sources
メソッドを使用していたのを、tables
メソッドを使用するよう修正しています。
- sorted_tables = @connection.data_sources.sort - @connection.views + sorted_tables = @connection.tables.sort
data_sources
メソッドはviews
の情報も含むが、tables
はtableの情報しか含まない為。
Take failed screenshot before reset driver
actionpack/lib/action_dispatch/system_testing/test_helpers/setup_and_teardown.rb
の修正です。
SystemTestCase
がテスト失敗時に自動で行うscreenshotの取得処理を、driverのリセット前に行うよう修正しています。driverのリセット後に行うと、テストを実行したdriverとscreenshotを取得するdriverが異なってしまう可能性があり、正確なscreenshotが取得出来ない為。
Dupping a CollectionProxy should dup the load_target
activerecord/lib/active_record/associations/collection_proxy.rb
の修正です。
CollectionProxy#dup
が、load_target
もdupするよう修正しています。
元々Rails 3まではdupするようになっており、Rails 4からされなくなっていました。
で、Rails 3までの挙動に合わせる為、修正したとの事なのですが、これは後ほどrevertされています。
README.md
、
railties/RDOC_MAIN.rdoc
の修正です。
Rails Tutorialへのリンクをhttpからhttpsに修正しています。
Improve documentation for Testing Your Mailers [ci skip]
rails guideのA Guide to Testing Rails Applications
の修正です。
The Basic Test Case
の項に、email.body.to_s
はメールがHTML、Text両方あった場合に、片方のデータしか返さない旨説明を追加しています。合わせて、それぞれ個別に確認したい場合は、email.text_part.body.to_s
、email.html_part.body.to_s
を使用するよう説明を追加しています。